クリスマスSP
「プロジェクトX 〜挑戦者たち〜」 これは1匹の犬から「きりもち」を奪回するために命をかけた父と娘の壮絶な物語である。
語り:田口トモロヲ
平成19年11月27日
埼玉県のとある平和な町にその家族は住んでいた。
父、母、長男、長女の4人と犬が1匹の家族構成だっっった。
その朝父はある物音で目が覚めた。
なんだか異様な胸騒ぎがしてリビングへすぐに飛んだ。
ドアを開けた瞬間、信じられない光景が目の前に広がっていた。
それはリビングの先のテラスに散乱していたビニール袋。
父はそのビニール袋を手に取り確認をした。
「越後 生一番 きりもち 1kg」
「ふっくらカットでよりふっくら焼けるようになりました」とも書いてあった。
父の足元には「きりもち」の個袋が6つ
中身が無い状態で無残に散らばっていた。
父「お前、これ全部食べちゃったのか?」
犬「ワン、そうです」(言うわけない)
犯人は犬だった。
しかし父はそこでさらに大変嫌な物を目にしてしまった。
まだ「越後 生一番 きりもち」が1個袋に入って
原型をたもったまま犬の下にあったのだった。
父は軽く話し合うつもりでそばに行ったが
犬はあわてて「越後 生一番 きりもち」を口に咥え隅に逃げた。
父「いけない!出せ!」
大きな声を出した。
犬は「ウ〜〜〜」
答えた。
父は大変困った。
お互いしばらく睨み合いが続いたが
なんとかしなくてはと父は腕を組んで考えた。
「何か良い方法がないものかと」神にも願った。
そこへ娘が学校から帰ってきた。
父は言った「娘よ、何とかしてくれ。」
娘は言った「やってみる!」
娘は部屋から指し棒を持ってきてそれを右手に持ち
左手にはテラスに置いてある虫網を持った。
勇敢にも娘は「越後 生一番 きりもち」の奪回に向かったのだった。
娘「アトム、出しなさい!出せ!」
とても力強かった。
さらに娘は「パパ、指し棒を肛門に刺していい?」
父「それだけは止めてくれ」
動物愛護団体が気になった。
その家庭のテラスではどうでもよい会話が弾んでいたのだった。
------------------------------- プロジェクトX ------------------------------

しかし時間が経つにつれ
犬はさらにさらに隅に行き「きりもち」を決して離さなかった。
そしてこちらに背を向け「きりもち」を守っていたのだが
父はことの時犬の異変を感じ取っていたのだった。
犬のお尻はブルブル震え「きりもち禁断症状」がすでに現れていた。
もう時間が無い!
すでに6個の「きりもち」を食べてしまった犬のお腹の状態を考えると
一時でも早く最後の「きりもち」がビニール袋から出てしまう前に奪回しないと・・・
父のカラータイマーは爆発寸前だった。
父は言った。
「作戦変更だ!」
「娘よ、あさま山荘、放水作戦をするしかない」
父は娘と顔を見合わせ成功を確信した。
「突入!きりもち奪回!」
そして放水が始まった。
放水と言っても直接犬を攻撃をするのではなく
犬が放水で驚いた瞬間に「きりもち」を口から落とす
その「きりもち」を放水で飛ばし奪い取る予定だった。
しかしその作戦は思うようにはいかなかった。
そしてさらに犬は興奮してしまったのだった。
父は困った。
そしてまた考えた。
よし、最後の手段だ。
良い考えがひらめいたのだった。
「壁めがけて放水し、犬を隅から中央に移動させる。
そこで犬の頭に虫網をかぶせ、きりもちを奪回する。
最終的にはバリケンの中に捕獲だ!」
父と娘は最後の勝負に出た。
再び何回かにわけて放水が開始された。
犬は父の予想通りテラスの中央にと出る動きを見せた。
「よし!やった。」
父の背中は大きかった。
*おことわり:これは虐待ではありません。娘は犬の頭に虫網をかぶせた。
「ゆらせ!ゆらせ!」
網の中に「きりもち」が落ちるはずだった。
しかしまたもやあと申し少しのところで失敗に終わってしまったのだった。
娘は言った。
「もう水攻めは止めよう」
「ママにやってもらったほうがいい」
父は度重なる作戦の失敗で娘からの威厳をさらに失い
犬からも虐待されていると思われることが怖かった。
そしてとうとう「きりもち奪回」に対する緊張の糸も切れてしまったのだった。
次の瞬間「きりもち」は袋から出され、犬の胃袋へと消えていった。
父はただその光景を見ながら呆然と立っていた。
体も精神も疲れ果て、立っているのもやっとだった。
そしてその作戦の失敗は二次災害をも招いてしまったのだった。
リーダーの大切な植木は倒れ、土はテラスに流れた。
シャンプーにいって綺麗になった犬はずぶ濡れ。
気づくと父はバスタオルで犬を丁寧に拭いていた。
そしてお腹をさすり「ポンポンこんなになっちゃって」と犬に話しかけていた。
父はとうとう頭がおかしくなってしまったのだった。
そこにリーダーが帰ってきた。
父と娘は事の経緯を説明を始めた。
リーダーは言った。
「なんで倒した植木の土を元に戻してないの!」
「それとなんかブログに載せるって写真撮っていたんだって!」
口止めしていた娘に裏切られた瞬間だった。
そして犬も娘もたいして怒られず、父が怒られた。
父はいつものように唇を噛みしめながら思った。
「私は本当に世帯主なのかと・・・」
そして父は今日も夜遅くまで家族のために働いている。
中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」を口ずさみながら。。。
語り継ぐ 人もなく
吹きすさぶ 風の中へ
紛(まぎ゙)れ散らばる 星の名は
忘れられても
ヘッドライト テールライト
旅はまだ終わらない
ヘッドライト テールライト
旅はまだ終わらない
ヘッドライト テールライト
旅はまだ終わらない
ヘッドライト テールライト
旅はまだ終わらない
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おとといの23日から生後2ヶ月の女の子
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それにしてもアトム君すごいですね・・・
切り餅3個食べちゃうとはさすがコーギー!(笑)
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