
たしかその日は夕方から仕事で、都内のホテルに利き酒会に出かけていた。
終了後は知り合いの同業者や蔵元とみんなで飲みに行った。
もちろん帰りは深夜。
最終の電車になんとか間に合い無事帰宅。
と思ったのだが、玄関で鍵が無いことに気がついた。
恐る恐る私は時計を見た。
どう考えても誰も起きているはずが無く
家族はみんな魔の巣で熟睡中だ。
しかし、このままでは朝まで家に入れない。
とりあえず携帯から自宅に電話をしてみた。
わかりきった事だが、もちろん応答はない。
何か良い方法はないだろうか???
そうだ!
これ以上無いと言っても良い素晴らしい方法が見つかった。
それは「ドアフォン」である。
アトムはドアフォンが鳴ると吠えまくる。
ヤツが吠えると言うことは誰かが起きる。
誰かが起きると言うことは玄関が開く。
玄関が開くということは家に入れる。
これだ!
これを使うしかない。
なんて私は頭がいいのだろうか。
「ピンポーン」
「ピンポーン」
「ワン!ワン!ワン!!」
思ったとおりだ!
吠えてる、吠えてる(笑
「ドン! ドドン! バタン!」
大きな物音もした。
暫くしてリビングに光が灯り、玄関が開いた。
「た・だ・いいい・・・・・」
私の目の前には腹の中で怒りをためている妻が無言で立っていた。
「すいません。鍵持って行くの忘れちゃって。。。」
私は小さくなりながら家に入れてもらった。
そしてそこで見たものとは・・・
和室の襖が見事に倒れ
何が起きたか判らず、廊下で呆然と立っている子供たち。
そしてリーダーを守るように私の前を立ちはだかる犬一匹。
大きな物音とは、アトムが体当たりをして襖を外した時の音であった。
家の中に入ると想像していた通り、家族からは非難の嵐が待っていた。
悪魔A 「なんで鍵を持っていかないの?」
悪魔B 「最悪!」
悪魔C 「今何時だと思ってんの、もうちょっと考えてよ!」
悪魔D 「おまえに別件はない!」
非難を受けてもなんだかスッキリとした気分であった。
表面上は一応反省をして謝ったが
ドアフォンが鳴った時の魔の素で起きていた状況を想像するだけで
腹の中で笑いが止まらない。
私はその笑いを家族に悟られないようにし
仕事の汗、冷や汗、そしてあぶら汗を流すために風呂場へと行った。
しかし湯船につかり考えてみた。
これは仕返しだったのだろうか?
なんだか新しい家族をさらに一致団結させてしまったのかもしれない。
風呂からあがったが、リビングにはもう誰もいなかった。
寝る前に魔の巣の襖を少し開けて様子をみてみた。
そこにはスヤスヤ寝ている子供たちと
いつものように愛を育んでいる二人が寄り添って寝ていた。
私はとても寒いひとりだけの寝室へ。。。
「う〜〜寒い!」
ひとりベッドの中で丸くなる。
「今夜はこの部屋だけ積もるな!」
人の肌って暖かいんですか・・・?--------------------------------------------------------
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ウチは猫2匹に、奥さんのふとんを占領されてます。もちろん奥さんゴトです。
でも猫の爪あとは俺のふとんだけで、日に日に羽毛が減っていきました。
最近、新しいふとんを購入しましたよ、頑丈なふとんカバー付きで。
自分の未来日記を読んでるようで、本当に楽しい?です。
リンク、ありがとうございました。いろんな意味でリンクしてますね。
リンク、あいがとうございました。