
犬を飼うと決めた時
家の中で共に生活をするなんて考えられなかった。
家の中は毛だらけ
着ている洋服も毛だらけ
どこでもおしっこ
家の中のいろいろなものを噛み壊す
同じ布団で寝るなんて汚い
そのような家庭を何軒も見てきた。
私は家族の反対を振り切り
生後5ヶ月頃にアトムを外で飼うことにした。
テラスにはウッドデッキ付きの犬小屋を用意し、生活の中心を外にさせた。
もちろん寝るのも外である。
風が吹く寒い日も
鼻で泣いた寂しい日も・・・。
「これでいいのだろうか。。。」
「家族の一員ではないか。。。」
「私たちはひとつの群れではないのか。。。」
アトムも私の子供同様。
その子供を外で寝させているのではないかという罪悪感にさいなまれてきた。
私も人の心を持った人間であり鬼ではない。
毎日夜になると目を瞑り、そしてうつむき、カーテンをしめていたのだ。
カーテンの向こうから鼻で泣く声だけが、私の心の中に響いてくる。
その泣き声は私を悩まし、こんな風に語りかけてきた。
「へぇ〜、ボクだけひとりで外なんだぁ〜」
「犬の十戒、読んだの?」
「犬の十戒を!」
卑怯な手を使うヤツだ。
結局、私は数週間後には家の中での生活を許してしまった。
でもその時の私は家族のヒーローだったのかもしれないと
勝手に思い込んでいたりもしたのだった。
しかしそんな私のやさしさを知るよしもなく
ヤツは私に冷たく、知らないうちに3人の悪魔と家族形成をしていたのである。
アトムを家の中で飼うことは大きな間違いだった。
その大きな間違いが
この後大きな事件を引き起こすことになろうとは
当時誰が想像出来たであろうか。。。
ヤツは私の子供ではなかった。
ヤツは・・・・・・・・。
To be continued.
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そして、ちびっこアトムくんの目線の先も気になります...
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